電子マネーの現金化
電子マネーと呼ばれるものは、今となっては完全に社会に浸透し、それに伴い多くの種類のものができました。交通系電子マネーのPASMOやICOCA、企業系電子マネーのnanacoやWAONなどです。
このような電子マネーを現金化することも可能です。そのやり方や注意点についてまとめました。
電子マネーの現金化
その名の通り、電子マネーの残高を現金に換えることですが、その利用に適したシーンはなかなかないでしょう。理由は、原則として電子マネーは事前のチャージが必要だからです。つまり、電子マネーの残高を増やすには、それだけの現金が必要になります。チャージするお金があるのであれば、現金化などする必要はないですよね？
それでも稀に、かなりまとまった額をチャージしたものの、後からやはり現金が必要になるようなケースもあるかもしれません。そういった際に、電子マネーの現金化のやり方を知っておけばスムーズに対処できるかもしれません。
現金化の流れ
原則として、一度チャージしたものを直接現金で払い戻すことはできません。これはどの電子マネーにも共通しています。したがって他の現金化と同様、一度換金性の高い商品を電子マネーで購入し、それを売却して現金に換える、という過程が必要になります。
購入する商品はアマゾンギフト券や商品券、家電やゲーム機などなんでもよいのですが、なるべく高く売れるものを選ばなければ損してしまいます。これらの商品の買取額は常に変動しているため、自分自身で調べて決めなければなりません。
そして、商品を購入したらそれを買い取ってくれる店を探し、売却します。ここでやっと現金を得ることができます。その日のうちに全て済ませようとした場合、かなりの時間と労力を要することが想像できるかと思います。
現金化を請け負う業者
自分自身の手で現金化をするのにはかなりの手間がかかることはおわかりいただけたかと思います。そういった手間を一手に引き受けてくれる業者も存在します。
もちろん、そこには手数料が発生するので、換金率という意味ではさらに厳しいものとなります。その代わり、購入商品の選定から売却までをひとまとめにして任せることができるため、圧倒的に楽になります。
もし万が一電子マネーの現金化をしたい場合には、業者に任せてしまった方がよいでしょう。これはクレジットカード現金化にも共通して言えることです。
クレジットカード現金化との違い
もっとも明確かつ大きな違いと言えば、電子マネー現金化は後払いにできないのに対して、クレジットカード現金化ではそれが可能である点でしょう。
つまり、電子マネーの現金化はすでにある残高の範囲内でしか利用することができず、まとまった額の現金が必要な状況には対応できないのです。
逆に、クレジットカード現金化ならばショッピング枠範囲内であれば後払いでいくらでも現金化が可能です。利用するタイミングやカード会社にもよりますが、支払いはほとんどの場合、月末締めの翌月末払いですので、最大で2カ月弱の猶予を持てます。まとまった額の現金で急場の凌ぎ、その後の2カ月弱で状況を立て直す、といった活用の仕方が可能となります。
また、換金率の面でもクレジットカード現金化の方がだいぶ優れています。ほとんどの優良業者が買取専門店と提携しているため、余計なコストがかからずその分を還元に回すことができているからです。
以上の点から、電子マネーの現金化を優先する理由は特に見当たらず、利用するのであればクレジットカード現金化にするべきだと結論付けることができます。
