メルペイ現金化

フリマアプリの最大手である「メルカリ」については、もはや誰もがご存じかと思います。
そのメルカリが提供している決済サービスが「メルペイスマート払い」です。
もともとの名称が「メルペイあと払い」であったことからもわかる通り、支払いを翌月の後払いにして買い物ができる決済サービスとなっています(※2019年11月に名称がメルペイスマート払いへと変更されました)。
この後払いにできるという特性を活かして、現金化をする方法があるとのことですが、それは一体どういった手順で行われるのでしょうか?
メルペイ現金化の仕組みや特徴、注意点などをまとめました。
メルペイスマート払いとは

フリマアプリで有名なメルカリが提供するスマホ決済サービスです。
一般的なこの手の決済サービスは、銀行口座などからチャージすることで、残高の範囲内での利用が可能となるのが主流でした。
しかし、メルペイスマート払いならばあらかじめチャージなどして残高を用意しておく必要はなく、限度額の範囲内ならばいつでも後払いで買い物ができます。
支払いは翌月ですので、現金が足りない状況でも手持ちを気にせず好きなものを買うことができます。
いちいちチャージする手間も省けて、買い物がより気軽にできるようになるサービスです。

決済に利用した翌月1日に明細が通知されるので、そのタイミングで清算方法を決めます。
清算には口座からの引き落としの他、メルペイにチャージ、コンビニでの支払いなども選べます。
ポイントキャンペーンなどが豊富

メルカリはすでにフリマアプリのジャンルにおいては絶対的な地位を確立した存在と言えますが、まだまだ集客のためのプロモーションへの力は緩めていません。
自社が提供する新しい決済サービスの利用者を増やすため、ポイント還元キャンペーンなどを頻繁に開催しています。
上の画像のように、メルペイスマート払いを使って支払いをするだけで20%還元、といったものは絶対にお得であり、見逃すことはできません。
もちろんこれはメルペイで現金化をする際にも有効ですので、実質の換金率を上げるためにもぜひ狙っていきたいところです。
メルペイ現金化のやり方
基本的にはクレジットカードを使ったセルフ現金化と同じ流れになります。
メルペイスマート払いを利用して換金性の高い商品を購入し、それを買取業者に売却することで現金化します。
換金性の高い商品として選ばれているのが
電子ギフト券(Amazonギフト券など)
ゲーム機(Nintendo SwitchやPlayStation5など)
スマホやタブレット(iPhone13など)
です。
これらを購入できて、かつメルペイが利用できる大手の家電量販店が無難でしょう。
ゲーム機を売却して現金化する例を図にしました。

手間と時間がかかる
以上の流れでメルペイスマート払いを介した現金化は可能です。
しかし、お気づきかもしれませんが、実際に現金が手に入るまでには相応の手間と労力がかかります。
即日で現金を手に入れたいのであれば、まず商品購入のためにお店に足を運ばなければなりません。
目的の商品がすぐ見つかればよいですが、もしかすると在庫切れという可能性もあります。
無事商品がメルペイスマート払いで買えたら、今度はそれを買取業者に持っていって買い取ってもらわないといけません。
換金性が高い商品、といっても良いとこ70%程度といったところでしょう。
仮に10万円分後払いで買ったとして手に入る現金は7万円。これだけの手間をかけてまでやる価値があるのかというと疑問が残ります。
メルペイ現金化の注意点

現金化が可能ではあるものの、手間がかかるというデメリットも判明しました。
このほかにもメルペイ現金化のデメリットや注意点などはあるのでしょうか?
規約に反するため利用停止などのリスクがある
メルペイの運営は、現金化を目的としたスマート払いの利用を禁止しています。
そのため、万が一現金化の事実が発覚した際には、なんらかのペナルティが課せられる可能性があります。具体的には利用停止や退会処分といったものです。
法律に違反しているわけではないので摘発などのリスクはありませんが、メルペイがいつ利用できなくなってもおかしくない、ということは理解しておく必要があります。
換金率に期待できない
人気ゲーム機や電子ギフト券、スマホなどがいくら高額で売れるといっても、新品価格の7割いけばいい方です。
そこからさらに売却のために要した交通費や手間を加味すると、実質の換金率は7割を切ってしまうことも考えられます。
どうしても現金が必要な場面だからといって、換金率で妥協しすぎると後々の支払いに苦しむことになります。
換金率という面で見ると、メルペイスマート払いを使った現金化はあまりおすすめできません。
クレジットカード現金化との比較

ここまで説明してきた通り、メルペイ現金化にはいくつかの弊害があり、利用をおすすめできるものではありませんでした。
業者を通じたクレジットカード現金化と比較した時、以下の点でクレジットカード現金化の方が優れているということは明白です。
換金率
一度に現金化可能な金額
現金化にかかる手間
まずクレジットカード現金化の方が圧倒的に手間はかからず手軽な上、最終的に手に入る現金、つまり換金率も高いです。
また、まとまった金額が必要な時、メルペイ現金化ではそれをカバーしきれない可能性があります。
まとまった額の現金を用意するにはそれだけたくさんの商品を購入→売却する必要がありますが、一度の大量購入は現金化を疑われる要因にもなりますし、なにより限度額の都合で買えない可能性もあります。
ショッピング枠限度額の範囲内であればいくらでも現金化が可能なクレジットカード現金化の方が、そういったシチュエーションにも強いでしょう。