バンドルカード現金化

皆さまは「バンドルカード」というものをご存じでしょうか?これは、クレジットカードに似て非なるもので、どちらかというと「プリペイドカード」に近いものです。

このバンドルカードを利用して現金化ができるとのことですが、果たしてそれはどういったものなのでしょうか?従来のクレジットカード現金化との違いにも触れつつ、その実態に迫りたいと思います。

バンドルカードとは

バンドルカードとは

クレジットカード会社の大手であるVISAが発行している、いわゆるプリペイドカードです。お金をチャージすることによって、その金額の範囲内でクレジットカードと同様の使い方ができます。

ポイントとしては、

審査が必要なく、年齢制限もないため原則として誰でも発行が可能
チャージを後払いにできるため、差し当たりの現金がなくても買い物できる

以上の点に注目です。

バンドルカードの種類
バンドルカードの種類

バンドルカードは大きく「バーチャル」と「リアル」の2種類に分けることができます。厳密に言うと、リアルの機能性をさらに拡張させた「リアル+」というものもあります。
バーチャルのバンドルカードは、スマホ上にアプリをインストールするだけですぐに発行できます。発行に手数料もかからず、手軽であることもありこちらが主流となっています。
対してリアルのバンドルカードは、現物のカードが発行され、届くまで使うことができません。さらに、発行に手数料もかかります。(300~400円)

どちらも年会費等はかかりませんが、有効期限は5年間となっているため、期限が過ぎたら更新の手続きが必要になると思われます。

1回あたりのチャージ上限額は3万円、月間での上限は12万円となっています。リアル+のバンドルカードであれば、この上限額を大幅に引き上げることができますが、発行にかかる手間を考えたら利用はあまり現実的ではありません。

現金化のやり方

ポチっとチャージとは

バンドルカードで現金化をする際の流れについてまとめました。現金化をする際にはバーチャルタイプのバンドルカードを利用するのが手軽で良いでしょう。

①アプリをダウンロードする

バンドルカードのアプリをスマホにダウンロードし、アカウントを作成します。
アカウントの作成には生年月日や性別の他、電話番号などの情報が必要となります。電話番号を通じてSMS認証をすれば完了となり、「バンドルカードの発行」ができるようになります。

②アプリにお金をチャージする

アプリ内にある「ポチっとの申し込みへ」という項目へと進み、再度認証を済ませたあとにお金をチャージします。なお、このチャージの時点では特に振込や現金を用意する必要はありません。あくまで後払いとなります。
希望金額のチャージが完了したらOKです。

③換金性の良い商品の購入→売却

次に、チャージした残高を使って商品を購入します。この際に買うべき商品は、アマゾンギフト券やiTunesカードなど、換金性の高いものとなります。
そして手にした商品を即座に売却することで、現金を手にすることができます。

現金化の注意点

現金化における注意事項

誰でも手軽に現金を手にすることができる、という点でバンドルカード現金化には大きなメリットがあるように見えますが、把握しておかなければならない注意点もあります。デメリットとも取れる、バンドルカード現金化の注意点についてまとめました。

支払いについて

バンドルカードのチャージは後払いで手軽にできてしまう反面、ついつい支払いのことを忘れて利用してしまいがちです。当然のことですが、利用したしばらく先に必ず支払いが待っていますので、計画的に利用する必要があります。
利用するタイミングにもよりますが、猶予は最大で2カ月弱あります。この期間内にチャージした分のお金を用意して、入金しなければなりません。
ちなみに、先払いでチャージをすることももちろんできるのですが、そもそも先払いできるお金があるのであればバンドルカードを作る必要も、現金化をする必要もないためここでは割愛いたします。

当月末締め、翌月末一括払いでコンビニやクレジットカードにて入金します。期限までの入金ができなければ、当然ながら催促がかかるのと同時にバンドルカードの利用はできなくなります。信用情報に事故履歴として残る可能性もあるため、支払い期限は守るようにしましょう。

手数料について

もう一点注意すべきところがあります。
バンドルカードのチャージに使う「ポチっとチャージ」ですが、利用するにはなかなかの手数料がかかります。

申込み金額 手数料
3,000円 〜 10,000円 510円
11,000円 〜 20,000円 815円
21,000円 ~ 30,000円 1,170円
31,000円 ~ 40,000円 1,525円
41,000円 ~ 50,000円 1,830円

見ての通り、最大で1回のチャージに1,830円という高額な手数料がかかるのです。
仮にバンドルカードで買った1万円分のアマゾンギフト券を8千円で売ったとします。しかし、1万円のチャージには510円の手数料がかかるため、実質的に手元に残る現金は7,490円となります。このように、換金率の面でかなり割を食うことになることを理解しておかなければなりません。

クレジットカード現金化との比較

言うまでもなく、バンドルカードでの現金化よりもクレジットカード現金化の方が優れています。
換金率の面でも明確な差がありますし、なによりも自分で商品を購入して売却する、という手間が省ける点も大きいでしょう。

クレジットカードが使えない特段の事情がない限りは、バンドルカード現金化を優先する理由は皆無です。